TPUフィラメントのおすすめ5選!【2026年4月】

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TPUフィラメントを選ぶときに見るべきところ

TPUフィラメントはゴムのように柔らかい素材で、スマホケースやシューズのインソール、ドローンのバンパーなんかを作るのにすごく向いています。

えいじ
えいじ
TPUは柔らかい分、印刷の難易度がPLAやPETGより高めです。 プリンターとの相性が出やすいので、最初は95A硬度のものから始めるのが無難ですよ。

選ぶときに注目したいのは硬度(ショアA)、ノズル推奨温度、そしてダイレクトドライブ対応かどうかの3点です。

TPUフィラメント選びの注目ポイント
硬度95Aが標準的で扱いやすい。 85Aはかなり柔らかく上級者向けです。 ボーデン式のプリンターだとTPUの印刷自体が難しいケースもあるので、購入前にプリンターのエクストルーダー方式は確認してください。

 

TPUフィラメントのおすすめ5選ランキング

Amazonで人気の高いTPUフィラメントを5つピックアップしました。 実際にプリントしてみた感触や、ユーザーの評判を交えて紹介します!

第1位:GEEETECH TPUフィラメント 1.75mm 1KG 透明

GEEETECH TPUフィラメント 透明

開封した瞬間、透明度の高さにびっくりしました。 クリアケースや透明パーツを作りたい人にはたまらない素材です。 95A硬度で扱いやすく、220℃前後でスムーズに印刷できました。

みか
みか
透明TPUってあんまり種類がないので、クリア系パーツを作りたいなら候補はほぼこれ一択かもしれません。 ただし湿気に弱いので開封後はすぐ乾燥剤と一緒に保管してくださいね。

積層痕が目立ちにくいので仕上がりがきれいです。 ただ、透明ゆえに内部のインフィルが丸見えになるので、見た目にこだわるならインフィル密度は高めに設定したほうがいいです。

 

第2位:TINMORRY TPUフィラメント 1.75mm 1Kg ブラック

TINMORRY TPUフィラメント ブラック

TINMORRYのTPUは黒がとにかくマットできれいです。 プリントしてみたら表面のザラつきが少なく、塗装なしでもそのまま使えるレベルでした。 Amazonレビューでも773件以上の評価があり、4.4と高評価なのも納得です。

印刷速度は20mm/s程度に落とすのがコツです。 速すぎるとフィラメントが座屈して詰まります。 正直、最初は30mm/sで試して見事に詰まらせました。

えいじ
えいじ
ボーデン式プリンターだと少し扱いにくいかもしれません。 ダイレクトドライブ機をお持ちならストレスなく印刷できると思います。

価格も手頃で、TPU入門にはかなりいい選択肢です。

 

第3位:OVERTURE TPUフィラメント 1.75mm 95A 2kgスプール ブラック

OVERTURE TPUフィラメント 2kgスプール

OVERTUREのTPUは2kgスプールでたっぷり使えるのが最大の特長です。 大きめのパーツを何個も作りたい人や、試行錯誤を繰り返すプロトタイピング用途には本当に助かります。

実際に使ってみると、柔軟性はしっかりあるのにベッドへの定着が良くて印刷途中で剥がれる心配が少なかったです。 ただ2kgスプールはかなり重いので、フィラメントホルダーの耐荷重は事前に確認してください。 スプールの重みでホルダーが壊れた、という話もあります。

みか
みか
2kgで価格もお得感あるんですが、正直これだけの量を使い切る前に湿気吸っちゃわないかが心配です。 防湿ボックスは必須だと思います。

 

第4位:eSUN Flexible TPU 95A 1.75mm 1KG 白

eSUN TPUフィラメント 白

eSUNは3Dプリンター用フィラメントの老舗メーカーで、品質の安定感に定評があります。 白のTPUは塗装のベースカラーにも使いやすく、完成品のカラーリングの幅が広がります。

印刷温度は210〜230℃の範囲で安定して出力できました。 しなやかさと復元力のバランスが良く、曲げてもすぐ元に戻ります。

eSUNのTPUはリトラクション設定を控えめ(0.5〜1mm程度)にすると糸引きが減ります。 リトラクション量を多くしすぎるとエクストルーダー内で絡まることがあるので注意してください。

 

ただ、白いフィラメントは汚れが目立ちやすいのが弱点です。 触った指紋がそのまま残ったりするので、完成品を頻繁に触る用途ならコーティングするか、別の色を選んだほうが無難かもしれません。

 

第5位:SUNLU TPU 95A フィラメント 1.75mm 1kg 赤色

SUNLU TPUフィラメント 赤色

赤のTPUフィラメントって意外と選択肢が少ないんです。 SUNLUのこの赤は発色がパキッとしていて、完成品がすごく映えます。 ロボットの関節パーツとか、目を引くアクセントに使うとめちゃくちゃカッコいい!!

えいじ
えいじ
SUNLUはPLAやPETGでも有名なメーカーですが、TPUに関しては他社より若干糸引きが出やすい印象がありました。 リトラクション設定と印刷速度の調整は丁寧にやったほうがいいです。

95A硬度で標準的な柔らかさなので印刷自体は難しくありません。 ただ赤の発色が良い分、積層ムラも目立ちやすいです。 0.2mm以下のレイヤーハイトで印刷するのをおすすめします。

 

5つのTPUフィラメントを比べてみた

商品名 メーカー 容量 印刷のしやすさ 仕上がりの柔らかさ
GEEETECH TPU 透明 GEEETECH 1kg ★★★★☆ ★★★☆☆
TINMORRY TPU ブラック TINMORRY 1kg ★★★★★ ★★★☆☆
OVERTURE TPU ブラック OVERTURE 2kg ★★★★☆ ★★★★☆
eSUN TPU 白 eSUN 1kg ★★★★☆ ★★★★☆
SUNLU TPU 赤 SUNLU 1kg ★★★☆☆ ★★★☆☆

 

TPUフィラメントで印刷するときの温度と速度の目安

TPU印刷で失敗する原因のほとんどは温度と速度の設定ミスです。 PLAと同じ感覚でやると確実に詰まります。

TPU印刷の基本設定
ノズル温度:210〜230℃(メーカー推奨値を確認)
ベッド温度:50〜60℃
印刷速度:15〜25mm/s(遅いほど安定)
リトラクション:0.5〜1.5mm(短めに設定)
冷却ファン:50〜100%

 

筆者が最初にTPUを印刷したとき、PLAと同じ50mm/sで走らせて10分でノズルが詰まりました。 TPUは柔らかくて送り出す力で座屈しやすいので、とにかくゆっくり印刷するのが鉄則です。

みか
みか
印刷前にフィラメントを乾燥させるのも大事です。 湿気を吸ったTPUは気泡が入って表面がボコボコになるので、ブラスト乾燥機があると便利ですよ。

 

TPUフィラメントと一緒に揃えておきたいもの

TPUを使うなら、フィラメント以外にもいくつか揃えておくと印刷がずっと楽になります。

フィラメントドライヤー(乾燥機):TPUは吸湿性が高いので印刷前の乾燥は必須です。 70℃で6〜8時間がメーカー推奨の目安。

防湿ボックス:使わないときはシリカゲルと一緒に密閉保管。 ジップロックでも代用できますが専用ボックスのほうが安心。

ビルドシート(PEI):TPUはベッドへの食いつきが強すぎることがあるので、PEIシートだと印刷後に剥がしやすいです。

 

えいじ
えいじ
防湿ボックスは後回しにしがちなんですけど、正直これがないとTPUは使い物にならないです。 1回湿気を吸ったフィラメントで印刷したら、ぶっちゃけゴミみたいな仕上がりになりました。

 

TPU印刷で糸引きやノズル詰まりを減らすワザ

TPUで一番多いトラブルは「糸引き」と「ノズル詰まり」です。 いくつかの工夫で大幅に改善できるので試してみてください。

糸引き対策
リトラクション距離を短く(0.5〜1mm)
リトラクション速度を遅く(20〜25mm/s)
移動速度を上げる(150mm/s程度)
コースティング機能をONにする

 

ノズル詰まり対策
印刷速度は25mm/s以下に設定
フィラメントを印刷前に必ず乾燥
エクストルーダーのテンションを緩めに調整
フィラメントパスに隙間がないか確認

 

みか
みか
コースティング機能は見落としがちですが、これをONにするだけで糸引きがかなり減ります。 Curaなら「Coasting」の項目から設定できますよ。

正直、TPU印刷は慣れるまで何回か失敗すると思います。 でも設定が決まれば、PLAでは絶対に作れない柔らかいパーツが自在に作れるようになるので、ぜひ挑戦してみてください!

 

この記事を書いた人
ミウラユキタカさん●ミウラユキタカさん
3Dプリンターや周辺機器を得意とする筆者です。 メーカーや販売店へのリサーチをもとに、読者目線で分かりやすい記事を書くことを心がけています。 今回はTPUフィラメント5種類を取り寄せ、実際の印刷テストとメーカーへの問い合わせをもとに比較しました。
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