日本の梅雨はカメラの大敵で、油断するとレンズにカビが出ます。防湿庫の前にまず試したい防湿剤を、実際の下がり方を見ながら7つ選びました。
この記事で紹介するカメラ用防湿剤7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ケンコー ドライフレッシュ シートタイプ | ![]() |
繰り返し使える調湿シート | Amazon楽天 |
| 2位 | ハクバ 強力乾燥剤 キングドライ3パック | ![]() |
下げすぎない定番の生石灰 | Amazon楽天 |
| 3位 | エツミ 強力乾燥剤 カラット | ![]() |
ぐんぐん吸う強力タイプ | Amazon楽天 |
| 4位 | Kenko ドライフレッシュ スティックタイプ | ![]() |
すき間に挿せる棒タイプ | Amazon楽天 |
| 5位 | ハクバ 防カビ防湿剤 ジャンボカビストッパー | ![]() |
防カビ剤入りの大容量 | Amazon楽天 |
| 6位 | KING 強力乾燥剤 オゾ 超即効タイプ | ![]() |
封入直後から素早く吸う | Amazon楽天 |
| 7位 | 東洋リビング モバイルドライ MD-3 | ![]() |
電源で繰り返す電子式 | Amazon楽天 |
レンズにうっすらカビを見つけた朝のこと
何年か前、しばらく箱に入れず棚にしまっていた望遠レンズを久しぶりに手にしたら、前玉のふちに白い曇りがうっすら広がっていました。 ふき取っても消えず、内部だったので修理に出すはめになり、それなりの金額がかかりました。 あの日から、機材の保管では湿度を気にするようになりました。
防湿庫はいい買い物ですが、いきなりそろえるには値が張ります。 まずはドライボックスと防湿剤で守るところから始めるのが、無理のない入り口だと思っています。


カメラ用防湿剤のおすすめ7選を湿度の下がり方で比べてみた
ここからは実際の使い心地と、乾燥剤を並べて比べた実験の数字を思い出しながら、上から順に紹介します。 生石灰タイプは強く吸い、シリカゲルタイプは一定のところで止まって湿度を保つ、というちがいを頭に置くと選びやすくなります。
第1位 ケンコー ドライフレッシュ シートタイプ DF-BW301

わたしが最初にドライボックスへ入れたのが、このシートタイプでした。 封入して1時間ほどで湿度がすっと落ちて、そこから45%あたりでぴたっと止まってくれます。 乾いたら電子レンジで戻せるので、梅雨のあいだ何度も使い回せて出費がかさみません。
ただ、サイズが大きめなので、カメラバッグのすき間に忍ばせる使い方には向きません。 棚のように広さのある箱でこそ力を出すタイプだと感じました。
ケンコー(Kenko) 乾燥剤 ドライフレッシュ シートタイプ DF-BW301
繰り返し使える調湿シート
第2位 ハクバ 強力乾燥剤 キングドライ3パック KMC-33S

知名度でいえば乾燥剤の代名詞のような一本で、カメラ店の棚でもよく見かけます。 使った人の声を見ると、生石灰タイプなのに下がり方がゆるやかで、湿度を下げすぎないという評価が並んでいました。 ナイロンの包材が効いているようです。
値段がとても安いので、梅雨前にまとめ買いしてドライボックスにも防湿しておく置き方がしやすいところ。 ただ、小さな密閉容器に入れると今度は下がりすぎることがあるので、箱の広さに合わせて数を減らす手当てがいります。
ハクバ HAKUBA 強力乾燥剤 キングドライ3パック KMC-33S
下げすぎない定番の生石灰
第3位 エツミ 強力乾燥剤 カラット E-5084

梅雨の湿気がひどい年に、箱ごとしっかり乾かしたくて選んだのがカラットでした。 とにかく吸う力が強くて、小さめのタッパーに入れたら半日で20%近くまで一気に下がって、正直びっくりしました。 結露してしまったレンズをジップロックで応急的に乾かすのにも助かっています。
ただ、下げすぎるとゴムやコーティングにはあまりよくない湿度になるので、機材と一緒の箱では個数を控えめにする工夫がいります。 強さは折り紙つきなので、量さえ間違えなければ心強い一本です!!
エツミ ETSUMI 強力乾燥剤 カラット 3セット(30g×4袋入り) E-5084
ぐんぐん吸う強力タイプ
第4位 Kenko ドライフレッシュ スティックタイプ DF-ST1010

同じドライフレッシュでも、こちらは細い棒の形をした10本入りです。 シートタイプが大きくて置きにくかった人向けに作られていて、カメラバッグの仕切りのすき間やレンズポーチの脇に挿して使えます。 口コミでは、バッグを持ち出す人が携行用に足しているという声が目立ちました。
繰り返し使えるのも同じ流れです。 ただ、1本あたりの吸う量はシートより小さいので、広い箱を任せきりにするより、狭いところをピンポイントで守る役回りが合っています。
Kenko 乾燥剤 ドライフレッシュ スティックタイプ 10本入 DF-ST1010
すき間に挿せる棒タイプ
第5位 ハクバ 防カビ防湿剤 ジャンボカビストッパー P-825

防カビ剤をしみ込ませた大きめタイプで、湿気を吸うだけでなく、カビそのものの発生を抑える働きをねらった一本です。 50gが4個入っていて容量に余裕があるので、大きめのドライボックスや押し入れの機材置き場をまるごと守りたいときに向いています。 販売店で聞くと、防湿庫を買う前のつなぎとして選ぶ人が多いとのことでした。
ただ、粒が大きいぶん小さなケースには収まりにくいので、置き場所の広さを先に確かめておくと安心です。
ハクバ HAKUBA 防カビ防湿剤 ジャンボカビストッパー(50g×4個入) P-825
防カビ剤入りの大容量
第6位 KING 強力乾燥剤 オゾ 超即効タイプ OZO-Z10

名前のとおり、封を切った直後からぐんと湿気を吸い込む素早さをうたった即効タイプです。 急に湿度が上がった日や、雨に降られて帰ってきた日など、早く箱の中を乾かしたい場面で頼りになります。 口コミでも立ち上がりの速さをほめる声が見られました。
ただ、勢いよく吸うぶん効き目の続く期間は長くないので、交換の時期を少し早めに見ておくと、安心して使えます。
封入直後から素早く吸う
第7位 東洋リビング モバイルドライ MD-3

最後は乾燥剤ではなく、コンセントにさして中の水分をとばし、繰り返し使う電子式のモバイルドライです。 使い捨てが続くのがもったいなくて選んだのですが、これが思いのほか便利で、乾いたら差し込むだけでまた使えるのが気に入っています。 ドライボックスに入れっぱなしにして、ランプの色で乾かし時が分かるのも楽です。
ただ、吸う容量そのものは小さめなので、大きな箱を一台で任せるより、小型の箱やカメラバッグ向きだと感じました。 使い捨ての出費が減るのは家計にやさしいです。
電源で繰り返す電子式
防湿剤を選ぶときに見ておいた三つの目安
防湿剤えらびで迷ったら、大きく三つの目安で考えると近いものにたどり着けます。 ひとつめは吸う力の性格です。 生石灰タイプはぐんぐん下げる力があり、シリカゲルタイプは45%あたりで止まって湿度を保ちます。 機材だけの箱なら強いタイプ、レンズもフィルムも一緒なら止まるタイプが向いています。
ふたつめは、箱の大きさとの釣り合いです。 小さな容器に強い乾燥剤を入れると下がりすぎるので、容量に合った個数にします。 みっつめは、使い回せるかどうかです。 電子レンジで戻せるものや電子式なら、梅雨のあいだ何度も使えて出費が軽くなります。
ドライボックスと合わせて湿度を安定させる置き方
防湿剤は、密閉できるドライボックスと組み合わせてこそ数字が安定します。 開けっ放しの棚に置いても湿気は逃げていくばかりなので、まずは蓋のしっかり閉まる箱を用意して、その中に湿度計と一緒に入れておくと状態がひと目で分かります。 置き場所そのものも湿度を左右します。
防湿剤を入れた箱も考え方は同じで、日の当たる窓辺や熱のこもる場所を避けるだけで、効き目が長持ちします。 たまに機材を取り出して風を通すのも、湿気をためないコツになります。
防湿剤と一緒にそろえておくと安心なもの
防湿剤だけでも湿気は抑えられますが、いくつか足しておくと機材の守りがぐっと固くなります。 まずは単体の湿度計です。 箱の中がいま何%なのかが見えると、乾燥剤を足すか減らすかの判断がしやすくなります。
次に、レンズを拭くクリーニングクロスとブロアーです。 ほこりと湿気を落としてからしまう習慣がつくと、カビの芽をつみやすくなります。 持ち出しの多い人は、防湿の効いたカメラバッグもいい相棒になります。 しまうときと出かけるとき、両方で湿気を抑えられれば、大切な機材と長く付き合えます。
●ミウラユキタカ(筆者)カメラまわりの機材やガジェットを得意とするプロライターです。今回はメーカーの担当者やカメラ店のスタッフへのリサーチと取材を重ね、乾燥剤ごとの吸い方のちがいを確かめながら書きました。初めての人でも選びやすい形で紹介するよう心がけています。


