モンベルのレインウェアを洗濯する方法 脱水せず熱で仕上げる

montbell-rainwear スポーツ・アウトドア
本コンテンツは当サイトが調査した基準に基づき記事にしています。販売サイトやメーカーより手数料を頂いており記事はPRが含まれます。

雨の山から帰ってきて、ぬれたレインウェアを前に「これ、洗っていいのかな」と手が止まっていませんか。

洗うと防水が落ちそうで、そのまま干してしまう人は多いです。

でもモンベルは、ゴアテックスやドライテックのレインウェアも家で洗えると案内していて、使うたびに洗うことをすすめています。

洗う前の準備から、脱水をしない理由、はっ水を戻す熱の当て方、しまい方まで、モンベルのレインウェアの洗濯を順番に紹介します。

  1. モンベルのレインウェアは家の洗濯機で洗えて使うたびに洗うのがいい
    1. 洗わずにしまうほうが防水透湿の機能は落ちやすい
    2. 汗や皮脂の汚れがはっ水を弱めて内側がぬれる
  2. 洗う前に洗濯表示を見てファスナーとベルクロを全部閉じる
    1. 洗濯機が使えない表示なら手洗いに切り替える
    2. 準備は4か所を見るだけ
    3. えりと袖口の汚れは先に洗剤をつけておく
  3. 洗剤は中性洗剤を使って柔軟剤は入れない
    1. 柔軟剤と香りつきの洗剤は生地の機能を落とす
    2. 洗濯石けんはすすぎ残りが出やすい
  4. 洗濯機ではすすぎを2倍にして脱水はかけない
    1. すすぎを2倍にするのは水が生地を通らないから
    2. 脱水しないのは洗濯機が壊れるおそれがあるから
    3. 全自動洗濯機は脱水を「なし」にしてから回す
    4. 手洗いはぬるま湯で押し洗い
  5. 干すときは絞らずに陰干しして最後に熱を当てるとはっ水が戻る
    1. 水はタオルで押さえて切る
    2. 干すのは風通しのいい日陰
    3. 熱の当て方は乾燥機かアイロンかドライヤー
  6. 熱を当てても水をはじかないときだけはっ水剤を使う
    1. はっ水が戻ったかは水をかけて見る
    2. はっ水剤はスプレーとつけ込みの2種類
  7. 洗って熱を当てたら収納袋に入れずハンガーにかけてしまう
    1. クローゼットの防虫剤は直接当てない
    2. 雨の日に着たら当日のうちにここまでやる

モンベルのレインウェアは家の洗濯機で洗えて使うたびに洗うのがいい

モンベル ストームクルーザー ジャケット

モンベルのレインウェアは、洗濯表示で洗濯機が使えるとなっていれば、家の洗濯機で洗えます。

ゴアテックスやドライテックのような防水透湿素材の製品も、家で洗ってよいとモンベルの公式サイトに書かれています。

洗う回数の目安は、着るたびに1回です。

洗わずにしまうほうが防水透湿の機能は落ちやすい

洗うと傷むと思われがちですが、モンベルは反対の説明をしています。

汚れたまま保管するほうが、洗うよりもレインウェアへのダメージが大きいという説明です。

こまめに洗うことが、レインウェアを長く使うためのいちばんの手入れになります。

汗や皮脂の汚れがはっ水を弱めて内側がぬれる

レインウェアには、雨のほかに汗や皮脂、泥やホコリがついています。

この汚れで表面のはっ水が弱くなると、生地の表に水の膜ができます。

すると体から出た湿気が外へ抜けにくくなり、内側に結露してぬれてしまいます。

「雨がしみてきた」と感じたときも、じつは生地が破れたのではなく、汚れで湿気がこもっていることがあるんです。

新品で数時間しか着ていない日は、洗剤を使わず水洗いだけで済ませてもよいと紹介している記事もあります。泥や汗がついた日は、洗剤で洗いましょう。

洗う前に洗濯表示を見てファスナーとベルクロを全部閉じる

洗う前にやることは、洗濯表示の確認と、ファスナーやベルクロを閉じることの2つです。

この準備を飛ばすと、生地が引っかかったり、洗剤が残ったりする原因になります。

洗濯機が使えない表示なら手洗いに切り替える

洗濯表示のタグは、ウェアの内側についています。

ファスナーなどの付属品によっては、洗濯機が使えない製品もあります。

洗濯機のマークに×がついていたら、手洗いにしてください。

準備は4か所を見るだけ

モンベルの案内では、洗濯機に入れる前に次の4つをそろえます。

  1. ファスナーを全部閉める(無理な力がかかって壊れるのを防ぐ)
  2. ベルクロを全部閉じる(生地に引っかかるのを防ぐ)
  3. えりに収納したフードを出して広げる(洗剤や汚れが残るのを防ぐ)
  4. フードや裾のコードを全部ゆるめる(洗いムラやシミを防ぐ)

ポケットの中も空にしておきましょう。

ティッシュが1枚残っていただけで、生地じゅうに紙くずがつくことがあります。

えりと袖口の汚れは先に洗剤をつけておく

えりや袖口は、皮脂の汚れがいちばんたまるところです。

モンベルは、汚れがひどいところには洗剤を直接つけてから洗う方法を紹介しています。

洗濯機に入れる前に、指で軽くなじませておくと落ちやすくなります。

洗剤は中性洗剤を使って柔軟剤は入れない

洗剤は、アウトドアウェア用の洗剤か、ふだんの中性洗剤で洗えます。

モンベルも、中性洗剤で洗ってよいと案内しています。

気をつけたいのは、洗剤よりも一緒に入れるものです。

柔軟剤と香りつきの洗剤は生地の機能を落とす

柔軟剤や、香りの成分が入った洗剤は使わないでください。

生地に成分が残って、はっ水や透湿の機能が落ちる原因になると、登山の情報サイトでも注意されています。

いつもの洗剤に柔軟剤が入っていないかは、ボトルの裏の表示で確かめておきましょう。

洗濯石けんはすすぎ残りが出やすい

粉や固形の洗濯石けんも、モンベルはあまりすすめていません。

すすぎにくいうえ、石けんが化学反応を起こして、落ちにくい新しい汚れができることがあるためです。

洗剤の量は、パッケージに書かれた量を守りましょう。多く入れても汚れが落ちやすくなるわけではなく、すすぎ残りが出やすくなるだけです。

洗濯機ではすすぎを2倍にして脱水はかけない

モンベル レインダンサー ジャケット

洗濯機で洗うときは、すすぎをふつうの2倍にして、脱水はかけないのが決まりです。

ここは、ほかの洗濯物といちばん違うところです。

すすぎを2倍にするのは水が生地を通らないから

防水の生地は水を通さないので、ふつうの服よりすすぎの水が生地の中まで届きにくいです。

洗剤が生地に残ると、はっ水性、防水性、透湿性が落ちる原因になります。

すすぎが1回で終わるコースなら、もう1回すすぎを足しましょう。

脱水しないのは洗濯機が壊れるおそれがあるから

防水のウェアを脱水にかけると、生地が水を通さないので中に水がたまったまま回ります。

モンベルは、洗濯機に大きな力がかかって故障をまねくことがあると説明しています。

ウェアが傷むだけでなく、洗濯機そのものが壊れるかもしれない、というのが脱水しない理由です。

全自動洗濯機は脱水を「なし」にしてから回す

全自動の洗濯機だと、スタートを押せば最後まで脱水まで進んでしまいますよね。

いちばん確実なのは、洗い始める前に設定を変えておくことです。

  1. 洗濯表示で洗濯機が使えるかを見る
  2. ウェアを洗濯ネットに入れる
  3. ドライ、手洗い、おしゃれ着などの弱い水流のコースを選ぶ
  4. すすぎの回数を1回ふやす
  5. 脱水の時間を「なし」か「0分」にする
  6. スタートを押す

脱水を「なし」にできない機種は、すすぎが終わったところで一時停止して取り出してください。

できればぬるま湯を使うと、皮脂の汚れが落ちやすくなります。

手洗いはぬるま湯で押し洗い

洗濯機が使えない表示のときや、1着だけ洗いたいときは手洗いにします。

  1. 洗面台かバケツにぬるま湯をためて、洗剤を溶かす
  2. ウェアを沈めて、手のひらで押したり、ゆすったりして洗う
  3. 水を入れかえて、泡が出なくなるまで何度もすすぐ

こすったり、もんだりすると生地を傷めるので、押して洗うだけにしましょう。

干すときは絞らずに陰干しして最後に熱を当てるとはっ水が戻る

モンベル サンダーパス ジャケット

洗ったあとは絞らずに陰干しし、乾いてから熱を当てると、落ちていたはっ水が戻ります。

熱を当てる工程まで入れて、はじめて洗濯が終わると考えておきましょう。

水はタオルで押さえて切る

強く絞ると生地を傷めることがあります。

乾いたバスタオルでウェアをはさみ、上から軽く押して水を吸わせます。

ぽたぽた落ちない程度になれば十分です。

干すのは風通しのいい日陰

紫外線は生地を傷めるので、直射日光の当たらない場所に干します。

ハンガーにかけ、フードやわきの下のように重なるところは広げておくと、早く乾きます。

熱の当て方は乾燥機かアイロンかドライヤー

熱の当て方は3つあります。

やり方 モンベルの案内 気をつけること
乾燥機 洗濯表示で使えるときは乾燥機で乾かす。温度は60℃以下が目安 洗濯表示に乾燥機の×があれば使わない
アイロン 自然に乾かしたあと、当て布をして低温から中温でかける 生地の段差やコードの通り道を強く押さえると跡がつく
ドライヤー 10cmほど離して、60℃くらいの風を当てる 1か所に当て続けない

家に乾燥機がない人は、ドライヤーがいちばん手軽です。

乾燥機を使ったあとは、ハンガーにかけて熱と湿気を抜いてからしまいましょう。

熱を当てても水をはじかないときだけはっ水剤を使う

はっ水剤を使うのは、洗濯と熱を当てるだけでははっ水が戻らなくなってからで十分です。

モンベルは、はっ水がまだ高いうちに重ねて使うと、かえってはっ水が落ちることがあると説明しています。

はっ水が戻ったかは水をかけて見る

熱を当てたあと、袖や肩に少し水をかけてみてください。

水が玉になって転がり落ちれば、はっ水は戻っています。

水が広がって生地の色が濃くなるなら、はっ水剤を使う時期です。

はっ水剤はスプレーとつけ込みの2種類

はっ水剤には、乾いたウェアに吹きつけるスプレーと、洗ったあとに水に溶かしてつけ込むものがあります。

  • スプレー … 乾いたウェアに薄く吹きつけて乾かす。これを4回から5回くり返す
  • つけ込み … 洗ったあとのウェアをはっ水剤を溶かした水にひたし、そのあと必ず熱を当てる

裏地に吸水の加工がしてあるウェアには、つけ込みは使えません。

どちらも、汚れが落ちた状態で使うことが前提です。

スプレーのはっ水剤は、必ず屋外で使ってください。モンベルも、吸い込むと有害なので室内では使わないよう注意しています。一度にたくさんかけると液がたれてシミになるので、薄く何回かに分けましょう。

洗って熱を当てたら収納袋に入れずハンガーにかけてしまう

しまうときは、付属の収納袋に入れず、ハンガーにかけて風通しのいい場所に置いておきます。

収納袋に入れたままだと、湿気が抜けにくく、折り目のところから傷みやすくなります。

直射日光と、高温で湿気の多い場所は避けましょう。

クローゼットの防虫剤は直接当てない

防虫剤や除湿剤、消臭剤を使うときは、ウェアに直接ふれないように置きます。

乾燥剤は、封を開けてから1年たったら取りかえるのが目安です。

雨の日に着たら当日のうちにここまでやる

最後に、雨の日に着たあとの流れをもう一度並べておきます。

  1. 洗濯表示を見て、ファスナーとベルクロを閉じ、コードをゆるめる
  2. 中性洗剤で洗い、すすぎを2倍にして、脱水はしない
  3. タオルで水を切って、日陰に干す
  4. 乾燥機かアイロンかドライヤーで熱を当てる
  5. 袖に水をかけて、はじかなければはっ水剤を使う
  6. ハンガーにかけてしまう

その日のうちに洗うのが難しい日は、翌日でもかまいません。

汚れたまま何週間も置かないことだけ、覚えておいてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
X(旧Twitter)
タイトルとURLをコピーしました