コンプレッションウェアの違いは圧の強さと目的と季節の3つ

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ジムの売店や作業着の店で、コンプレッションウェアと加圧シャツが並んでいて、見た目はどちらも黒い体に沿ったシャツ。値札を見比べても何が違うのか分からず、手が止まりますよね。違いは圧の強さと目的にあって、コンプレッションウェアは動きを支える弱めの圧、加圧シャツは体を締める強めの圧です。この先では、加圧シャツやインナーとの違いに加えて、全身着圧と段階着圧、夏用と冬用、サイズの決め方まで分けて書きます。スポーツで使うのか、作業や立ち仕事で使うのかが分かれば、1枚目は読み終わるまでに決められます。

コンプレッションウェアと加圧シャツの違いは圧の強さと目的

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まず一番聞かれる違いからです。コンプレッションウェアは適度な圧で筋肉の動きを支える服、加圧シャツは強い圧で体を締めてトレーニングの負荷を上げる服になります。

コンプレッションウェアの圧は、着ていて動きやすいと感じる程度です。筋肉のぶれを抑えて、血液やリンパの流れを助けることが目的で、運動中も運動後も着ます。

加圧シャツは、体全体に強い圧をかけて、筋肉に負荷をかけ続けます。ラクスルのアパレルコラムでは、加圧シャツは体を締めて負荷をかけ、トレーニングの効率を上げるためのものと説明されています。

だから、ランニングや作業で疲れにくくしたい人はコンプレッションウェア、筋トレの負荷を上げたい人は加圧シャツです。見た目が似ていても、選ぶ理由は逆になります。

加圧シャツを長時間の作業や立ち仕事に使うのは避けたほうがいいです。圧が強い分、血流が悪くなることがあると複数のメーカーが注意しています。

普通のインナーやスポーツタイツと何が違う?

次は、コンプレッションウェアと同じ棚に並ぶ服との違いです。普通のインナーは圧がなく、スポーツタイツは脚の一部だけ、コンプレッションウェアは体全体か部位ごとに圧がかかるという違いになります。

種類 圧の強さ 目的 向く人
普通のインナー なし 汗を吸う、肌を守る 圧が苦手な人、動きが少ない仕事
コンプレッションウェア 弱めから中くらい 筋肉のぶれを抑える、疲れにくくする スポーツ、作業、立ち仕事
加圧シャツ 強い トレーニングの負荷を上げる 筋トレ中だけ着る人
スポーツタイツ 部位で違う ひざやふくらはぎを固定する 長距離を走る人、ひざに不安がある人

普通のインナーは、体に密着するように作られていないので、作業中にずれたり、汗で張り付いたりします。イワキユニフォームのブログでは、この点がコンプレッションウェアとの一番の違いとして挙げられています。

スポーツタイツは、ひざやふくらはぎにテーピング効果と呼ばれる固定の機能を持たせたものが多いです。全身の疲れを減らしたいならコンプレッションウェア、ひざを守りたいならタイツと、目的で分けてください。

着圧ソックスも同じ仲間です。ふくらはぎだけに段階的な圧をかけるもので、立ち仕事のむくみ対策ならこれで足りることもあります。

全身着圧と段階着圧は圧のかかる場所が違う

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同じコンプレッションウェアでも、圧のかけ方が2つあります。全身着圧は体全体に同じ圧、段階着圧は手足の先から体の中心に向かって圧が弱くなる作りです。

段階着圧は、足首やふくらはぎが一番きつく、太ももに向かってゆるくなります。血液を心臓に戻しやすくする設計で、立ち仕事のむくみ対策はこちらが向いています。

全身着圧は、筋肉のぶれを抑えることが目的です。ランニングやサッカーのように体全体を動かす場面では、こちらで十分です。

商品名やタグに「段階着圧」「グラデーション」と書いてあれば段階着圧です。書いていなければ全身着圧と考えて選んでください。

ほかに、腹筋や背筋に圧をかけて背筋を伸ばす矯正タイプと、関節を固定するサポートタイプがあります。姿勢が気になる人は矯正タイプ、ひざや腰に不安がある人はサポートタイプです。

立ち仕事なら段階着圧のパンツかレッグカバー、走るなら全身着圧のシャツとパンツ。まずこの2択で分けると迷いません。

夏用と冬用の違いは生地の厚さと加工

季節の違いは、はっきり分かれています。夏用は薄手で接触冷感や吸汗速乾の加工、冬用は厚手で裏起毛や遠赤外線の加工が付いています。

夏用は、汗をすぐ吸って乾かす生地に、触るとひんやりする加工を足したものです。ノースリーブや半袖が多く、アームカバーと組み合わせて日焼けを防ぐ使い方もできます。

冬用は、裏側を起毛させて空気の層を作り、体の熱を逃がしにくくしています。長袖のハイネックが多く、筋肉を冷やさないのでけがの予防にもつながると説明するメーカーが多いです。

夏用を冬に着ると寒く、冬用を夏に着ると汗が抜けません。1年を通して使うなら、夏用と冬用を1枚ずつ持つのが現実的です。

素材はポリエステルとナイロンとポリウレタンを混ぜたものがほとんどです。ナイロンが多いと乾きやすく、ポリエステルが多いと保温しやすいと、イワキユニフォームのブログでは分けられています。

化学繊維が肌に合わず、かゆくなる人もいます。試して合わなければ無理に着ず、綿混のインナーに戻してください。

スポーツと作業と立ち仕事で優先する違いは?

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ここまでの違いを、自分の用途に当てはめます。スポーツなら圧の強さ、作業なら生地の機能、立ち仕事なら段階着圧かどうかを先に見てください。

用途 先に見る違い 選ぶ種類 季節の目安
ランニングや球技 全身着圧で中くらいの圧 半袖か長袖のシャツとパンツ 夏用と冬用を分ける
建設や工場の作業 吸汗速乾と接触冷感、冬は保温 長袖シャツとアームカバー 夏用は必ず用意
立ち仕事や接客 段階着圧かどうか パンツかレッグカバー、消臭付き 通年
筋トレの負荷を上げたい 強い圧 加圧シャツ トレーニング中だけ

スポーツでは、圧が強すぎると動きが固くなります。ユニネクマガジンでは、コンプレッションウェアを着ると運動中の心拍数が下がったという研究結果が紹介されていて、息が上がりにくくなる効果は適度な圧で出るとされています。

作業現場では、圧より汗の処理が先です。夏の屋外なら接触冷感と吸汗速乾、冷凍庫や冬の屋外なら保温を選んでください。

立ち仕事では、脚のむくみが一番の困りごとなので、段階着圧のパンツかレッグカバーです。上半身は普通のインナーでも構いません。

サイズは小さめを選ばずメジャーで測って決める

違いを選び終えても、サイズを間違えると効きません。胸囲と胴囲と身長をメジャーで測り、メーカーのサイズ表に当てはめて、迷ったら大きいほうを選んでください。

小さめを選ぶと圧が強すぎて血流が悪くなり、大きめを選ぶと圧が弱くて効かなくなります。マイベストの選び方でも、メジャーで測ってから試着することがすすめられています。

測り方は3つです。ステップ1、胸囲は脇の下のいちばん太いところを水平に一周させます。ステップ2、胴囲はおへその位置で一周させます。ステップ3、身長と合わせてサイズ表の枠に当てはめます。

サイズ表はメーカーごとに違います。同じMでもスポーツメーカーと作業着メーカーでは、胸囲の範囲が数センチずれることがあるので、必ずその商品の表を見てください。

きつめのほうが効くと思って1つ下を選ぶ人が多いですが、これは逆効果です。しびれや跡が残るなら、それは効いているのではなく、圧が強すぎます。

サイズ表の2つの枠にまたがるときは大きいほう。ちょうどいい圧は、着ていて動きやすいと感じる強さで、しびれや跡が出るなら強すぎです。

違いが分かれば1枚目は用途と季節とサイズで決まる

ここまでの違いを並べると、選ぶ順番が見えてきます。用途で種類を決め、季節で生地を決め、メジャーで測ってサイズを決めるという3段階で、1枚目は決まります。

ランニングなら夏用の全身着圧シャツとパンツ、夏の作業なら接触冷感の長袖とアームカバー、立ち仕事なら段階着圧のレッグカバー。加圧シャツは筋トレの時間だけと分けてください。

買った後は、寝るときに脱ぐこと。就寝中に着ると血流が悪くなる恐れがあると、ユニフォームタウンのブログでは注意されています。

洗濯はネットに入れて弱い水流で洗い、乾燥機は使わないでください。乾燥機の熱で伸び縮みする糸が傷み、圧が抜けます。

圧が弱くなったと感じたら交換の時期です。マイベストの選び方では、寿命の目安は半年から1年とされています。伸びたウェアを着続けても、普通のインナーと変わりません。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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