寝袋を家の洗濯機に入れたら、ぎゅうぎゅうで回らなそう。そう思ってコインランドリーを調べている人は多いですよね。
ただ、寝袋はダウンか化繊かで、コインランドリーの使い方がまったく違います。先に中わたの素材を確かめれば、洗い方で迷わなくなります。
寝袋の洗濯でコインランドリーが役立つのは大きな洗濯機と乾燥機
化繊の寝袋は大きな洗濯機で洗い、ダウンの寝袋は家で手洗いしてから乾燥機で乾かすのが基本です。どちらも、最初に洗濯表示を確かめてください。
コインランドリーのいちばんのよさは、大きな寝袋を広げて洗えて、短い時間で乾かせることです。家で干すと、寝袋は乾くまで1日から1週間ほどかかります。
寝袋の中わたが濡れたまま残ると、カビやにおいの原因になります。外側の生地が乾いていても、中のダウンはまだ湿っていることがあるので、乾燥機が役に立ちます。
寝袋の素材と洗濯表示でコインランドリーの使い方が決まる
ダウンは乾燥機が使える製品が多く、化繊は乾燥機を避ける製品が多いです。ここを間違えると中わたを傷めるので、洗う前に確かめておきましょう。
| 項目 | ダウンの寝袋 | 化繊の寝袋 |
|---|---|---|
| 洗い方 | 家で手洗いがおすすめ | 洗濯機で洗えるものが多い |
| コインランドリーの洗濯機 | 避けたほうがいい | 表示で洗濯機OKなら使える |
| コインランドリーの乾燥機 | 表示でOKなら低温で使う | 避けて陰干しする |
| 洗剤 | ダウン専用か中性洗剤 | 中性洗剤 |
寝袋の洗濯表示で見るのは水洗いと乾燥機の記号
たらいの絵に手が入っていれば手洗い、たらいにバツなら水洗いはできません。水洗いができない寝袋は、クリーニング店に相談してください。
四角の中に丸がある記号は、乾燥機のマークです。丸の中の点が1つなら60℃まで、2つなら80℃までで、バツが付いていれば乾燥機は使えません。
洗濯表示が見つからないときは、メーカーのサイトで同じ寝袋の説明を確かめましょう。寝袋によって違うので、ここだけはこの記事より表示を優先してください。
コインランドリーへ寝袋を運ぶ前に家でやる洗濯の準備
店に着く前にやっておきたいのは、ファスナーを閉じること、破れを直すこと、洗剤を決めることの3つです。どれも家で済ませられます。
ファスナーと面テープは、開いたままだと生地をひっかいて傷めます。全部閉じたら、ポケットの中に何も入っていないかも見ておきましょう。
小さな破れは、洗う前に補修テープでふさぎます。傷より少し大きく切って角を丸くすると、はがれにくくなります。
店の洗濯機は洗剤が自動で入るものがあるので案内を読む
ここは見落としやすいところです。コインランドリーの洗濯機には、洗剤と柔軟剤が自動で入るものがあります。
柔軟剤や漂白剤は、寝袋の洗濯では避けたいものです。店の案内を読んで、洗剤が自動で入る機械なら、その機械で寝袋を洗うのはやめましょう。洗剤を自分で入れる機械を探すか、家で洗ってください。
ダウンの寝袋を手洗いするときは、ダウン専用の洗剤があると安心です。普通の洗剤だと、ダウンに必要な油分まで落ちてしまうことがあります。
グランジャーズ ダウン ウォッシュ コンセントレート 300ml
ダウンの寝袋を手洗いするときの専用洗剤
化繊の寝袋はコインランドリーの洗濯機で丸洗いできる
洗濯表示で洗濯機OKの化繊の寝袋なら、コインランドリーの大きな洗濯機で丸洗いできます。家の洗濯機に入らない大きさでも、無理に押しこまずに済みます。
- ファスナーを全部閉じて、大きめの洗濯ネットに入れる
- 洗剤が自動で入らない洗濯機を選ぶ
- 中性洗剤を入れて、やさしく洗うコースで回す
- 脱水は短くして、すぐに取り出す
- 家に持ち帰り、ファスナーを全開にして陰干しする
やさしく洗うコースがない店なら、無理に回さないほうがいいです。その場合は、浴槽で押し洗いをしましょう。
化繊の中わたは熱に弱く、乾燥機にかけると傷むおそれがあります。陰干しで1日から1週間ほどかかるので、晴れが続く日を選ぶと楽です。
ダウンの寝袋は手洗いしてからコインランドリーの乾燥機へ
ダウンの寝袋は、家で手洗いしたあと、乾燥機を低温で使うと中まで乾かせます。洗濯機で洗うと、羽毛が抜けたり偏ったりするおそれがあるからです。
ダウンの寝袋を浴槽で手洗いする流れ
- ファスナーを全部閉じて、裏返す
- 浴槽に30〜40℃のぬるま湯を約5cmためて、洗剤を溶かす
- 寝袋を沈めて、足でやさしく踏み洗いする
- 水が濁らなくなるまで、水を替えてすすぐ
- 絞らずに、上から押して水を抜く
- 大きなタオルではさんで、水気を吸い取る
濡れたダウンはとても重いので、持ち上げるときは下から支えてください。片側だけ持つと、生地や中の仕切りが傷みやすいです。
コインランドリーの乾燥機は低温で様子を見ながら回す
濡れた寝袋は、大きな袋に入れて店まで運びます。乾燥機は低温に設定して、途中で何度か乾き具合を確かめましょう。
時間は寝袋の大きさで変わるので、まず低温で20分ほど回して様子を見ましょう。54℃で20分乾かしたあと、家で1〜2時間陰干しして仕上げたという例もあります。
羽毛のかたまりが残っていたら、手でもみほぐしてもう一度回します。テニスボールやドライヤーボールを一緒に入れると、羽毛の偏りを防げます。
乾燥機で羽毛の偏りを防ぐウールのボール
寝袋の洗濯は30〜50泊に1回で洗ったら圧縮せずに保管する
寝袋を洗う目安は、30〜50泊に1回です。泊数が分からなければ、シーズンの終わりに年1回洗うと決めておくと楽です。
人は寝ている間に汗をかくので、寝袋には汗と皮脂がたまっていきます。汚れがたまると、においやカビの原因になり、中わたの保温力も落ちます。
洗って乾いたら、持ち運び用の小さな袋に戻さず、通気性のよい大きな袋に入れ替えましょう。小さな袋で圧縮したままだと、中わたがつぶれてふくらみにくくなります。
置き場所は、湿気がたまりにくい棚の上のほうがおすすめです。押し入れの下の段は湿気がこもりやすいので、避けたほうがいいです。
洗った寝袋をつぶさずに保管できるメッシュの袋
寝袋をコインランドリーへ持っていく前に確かめる3つ
出かける前にやることは、タグを見て素材を調べること、洗濯表示を確かめること、近くの店の機械を調べることの3つです。これだけで、洗い方はほぼ決まります。
- 寝袋のタグで、中わたがダウンか化繊かを確かめる
- 洗濯表示で、水洗いと乾燥機が使えるかを確かめる
- 近くのコインランドリーの洗濯機に、洗剤が自動で入るかを調べる
水洗いが難しい寝袋や、洗うのが不安な高い寝袋は、クリーニングも考えましょう。寝袋を預かるメーカーもあるので、一度買ったお店やメーカーのサイトで確かめてみてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
X(旧Twitter)

