ダウンジャケットの洗濯と干し方。ネットで洗って脱水1分、日陰で平干し、ふくらみを戻す順番

down-jacket-sentaku ダウンジャケット
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ダウンジャケットの洗濯は、洗濯表示に「洗濯機」か「手洗い」のマークがあれば家で洗え、干し方は日陰で平干しか太めのハンガーにかけ、乾く途中で何度も羽毛をほぐし、最後に乾燥機の低温か乾いたタオルと一緒に軽く回してふくらみを戻す、が答えです。羽毛は濡れると固まり、そのまま乾かすと偏って薄くなるので、干し方で仕上がりが決まります。ここでは、洗う前の確認、洗い方、干し方、ふくらみの戻し方、やってはいけないこと、向く3点、よくある疑問を、番号を付けて順に書きます。

1. 洗う前に見る3つ。洗濯表示、表地、汚れ

洗う前に、内側のタグと表地を見ます。洗濯表示に洗濯機か手洗いのマークがあれば家で洗え、バツの付いた「水洗い不可」ならクリーニングに出し、表地がウールやレザーの切り替え、光沢のあるナイロンの一部は水でしみになるので、目立たない裾の裏を濡らして色が動かないかを先に確かめます。襟と袖口の皮脂汚れは、洗う前に中性洗剤の原液を指で薄く塗り、10分置いてから洗うと落ちます。ファスナーとボタンは全部閉め、ポケットの中を空にし、フードやファーは外せるものは外します。

2. 洗い方。洗濯機はネットに入れておしゃれ着コース

洗濯機で洗えるダウンは、次の順で洗います。1つ目、ジャケットをたたんで大きめの洗濯ネットに入れる。2つ目、おしゃれ着用の中性洗剤かダウン用の洗剤を規定量入れ、柔軟剤と漂白剤は使わない。3つ目、おしゃれ着コース(ドライ、手洗いコース)の水温30度以下で洗い、脱水は1分以内にする。ダウンは水に浮くので、洗い始めに手で押して水を含ませると、洗いむらが出ません。脱水を長くすると羽毛が固まって偏るので、1分で止めて、水が垂れるならバスタオルで押さえて吸わせます。手洗いなら、洗面器かバスタブに30度のぬるま湯と洗剤を入れ、押し洗いを5分、すすぎを2回して、押して水を切ります。

項目 やること 理由
洗剤 中性のおしゃれ着用かダウン用 弱アルカリの粉洗剤は羽毛の油分を落として硬くなる
柔軟剤 使わない 羽毛に膜が付いてふくらまなくなる
水温 30度以下 高いと表地の撥水と接着が傷む
コース おしゃれ着、ドライ、手洗い 標準コースは回転が強く羽毛が偏る
脱水 1分以内 長いと羽毛が固まって戻りにくい

3. 干し方。日陰で平干しか太いハンガー、2〜3日かける

干し方がダウンの洗濯で一番大事な工程です。脱水したら形を整えて、日陰の風通しのいい場所に、平干しネットに広げるか、肩の幅がある太めのハンガーにかけて干し、直射日光は表地が黄ばみ羽毛が傷むので避け、厚いダウンは中まで乾くのに2〜3日かかるので、途中で裏返し、袖と裾を広げて風を通します。細い針金のハンガーは肩に跡が付いて羽毛が肩に寄るので使いません。乾く途中で、生乾きのうちに羽毛の固まりを手で軽くたたいてほぐし、これを1日3〜4回くり返すと、偏りが残りません。においが残るなら乾きが足りないので、さらに1日干します。

4. ふくらみを戻す。乾燥機の低温か、タオルと一緒にたたく

干し終わって表面が乾いても、中の羽毛は固まりが残っています。乾燥機が使える表示なら、乾いたバスタオル1枚かテニスボール2個を一緒に入れて低温で20〜30分回すと、羽毛がほぐれて元のふくらみに戻り、乾燥機が使えない表示なら、乾いた状態で全体を手のひらで軽くたたき、固まりを指でつまんでほぐします。乾燥機の高温は表地の接着をはがすので、必ず低温か「デリケート」を選びます。ふくらみが戻ったら、ハンガーにかけて1日風に当ててから、しまいます。

5. やってはいけない5つ

してはいけないこと 起きること
直射日光で干す 表地が黄ばみ、羽毛が傷んでふくらみが落ちる
細いハンガーでぬれたまま吊るす 重さで羽毛が裾に落ち、肩に跡が付く
脱水を長くする 羽毛が固まって偏り、戻らない
柔軟剤や漂白剤を使う 羽毛に膜が付く、色が抜ける
生乾きでしまう においとカビ。羽毛が固まったまま固定される

ダウンの洗濯でふくらみが戻らない原因のほとんどは、脱水が長い、乾く途中でほぐさない、生乾きでしまうの3つで、洗い方より干し方で決まるので、天気のいい日が2〜3日続くときに洗います。ゴアテックスなどの防水の表地は、洗った後に撥水スプレーをかけるか、ダウン用の撥水洗剤で洗うと、水をはじく力が戻ります。

6. 頻度と保管。シーズンに1回、圧縮しない

ダウンの洗濯はシーズンの終わりに1回で足ります。毎年しまう前に洗って乾かし、圧縮袋には入れずに、大きめの不織布の袋か通気のあるカバーで、ハンガーにかけるか軽くたたんで湿気の少ない場所に置くと、次の冬もふくらみが残ります。シーズン中の襟の汚れは、濡れたタオルでたたいて落とし、全体を洗うのは年1回にすると、羽毛と表地が長持ちします。

向く3点

洗濯と干し方に使う3つです。価格は2026年9月19日時点のAmazonの表示です。

ニクワックス ダウンウォッシュ 300ml

ダウン専用の洗剤で、アウトドアの店で定番の型です。羽毛の油分を落とさずに汚れを落とし、洗うと同時に表地の撥水も戻し、洗濯機で使え、300mlで価格は約1,850円です。ダウンの油分と撥水を残して洗いたい人に向きます。

ダイヤ 洗濯ネット 毛布用 特大

ダイヤの特大の洗濯ネットで、ダウンジャケットがたたまずに入ります。60×60cmでマチが14cmあり、ガバッと開くのでダウンを丸めずに入れられ、ファスナーが裏使いで表地に当たらず、価格は約732円です。ダウンを洗濯機で洗う人の1枚目に向きます。

ダイヤ 平干しネット 2段

ダイヤの平干しネットで、ダウンを広げて干せます。直径69cmの2段で、上にダウン、下に袖やフードを広げられ、折りたたんで収納でき、価格は約1,391円です。ハンガーで肩に跡を付けずに干したい人に向きます。

よくある疑問

疑問 答え
乾燥機だけで乾かしていい? 乾燥機可の表示なら低温で。高温は接着がはがれる。半日日陰で干してから低温で仕上げる方が安全
部屋干しでもいい? いい。扇風機かサーキュレーターの風を当てると2日で乾く
羽毛が飛び出してきた 引き抜かず、裏から生地をつまんで戻す。抜くと穴が広がる
ふくらみが戻らない 乾ききっていないことが多い。もう1日干して、乾いたタオルと低温の乾燥機で20分
水洗い不可の表示でも洗える? やめる。表地や接着が傷む。クリーニングのダウンコースに出す
クリーニングに出すといくら? 2,000〜4,000円。撥水加工を足すと+1,000円前後

ダウンジャケットの洗濯は、洗濯表示を見て、ネットに入れて中性洗剤のおしゃれ着コースで洗い、脱水は1分、日陰で平干しか太いハンガーにかけて2〜3日、途中で羽毛をほぐし、最後に低温の乾燥機かタオルでふくらみを戻す、が全部です。仕上がりを決めるのは干し方で、直射日光、細いハンガー、長い脱水、柔軟剤、生乾きの5つを避ければ、家で洗っても買ったときのふくらみに戻ります。まず、内側の洗濯表示を見て、水洗いのマークがあるかを確かめてから、天気のいい日を選んで洗ってください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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