クライムライトとティフォンの違いはストレッチ性|登山用レインウェアを比べました

TNF-climb-light レインウェア

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登山用のレインウェアで、私が最後まで迷って両方買ってしまった2着があります。ノースフェイスのクライムライトジャケットと、ミレーのティフォン ストレッチ ジャケット。どちらも3万円台で、どちらも山で頼りになる。それでも使い分けがはっきりしたので、違いを書きます。

この記事で比べる登山用レインウェア2着

順位 商品名 画像 ポイント 購入
1位 ノースフェイス クライムライトジャケット THE NORTH FACE クライムライトジャケット GORE-TEXの3層で悪天候に強い Amazon楽天Yahoo!
2位 ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット 伸びる生地で動きやすい Amazon楽天Yahoo!

登山用レインウェアに最低限ほしい3つの条件

2着の違いに入る前に、どちらにも共通している「登山用として必要な条件」を書いておきます。ここを満たさないレインウェアは、安くても山には持っていけません。

1つ目は、防水と透湿の両方があること。耐水圧は20,000mm以上、透湿性は10,000g/㎡/24h以上が登山用の目安です。透湿性が無いビニールのカッパは、雨は防いでも汗で中から濡れて、夏でも体温を奪われます。

2つ目は、フードが顔まわりで絞れて、ヘルメットの上からもかぶれること。稜線の横殴りの雨は、フードの隙間から入ります。

3つ目は、上下で分かれていること。ポンチョ型は風で持ち上がるので、登山には向きません。今回の2着はジャケットだけの価格なので、パンツは別に用意します。

クライムライトもティフォンも、この3つは全部満たしています。だから比べる観点が「素材の名前」と「伸びるかどうか」になります。

「クライムライトジャケット」GORE-TEXの安心感で選ぶなら

ノースフェイス クライムライトジャケット

THE NORTH FACE クライムライトジャケット

私が最初に買った登山用レインウェアがこれです。生地はGORE-TEXの3層で、表地・防水膜・裏地が1枚に貼り合わされています。

去年の秋、北アルプスで半日降られ続けたときも、中のフリースまで濡れることはありませんでした。「雨の日に着る」より「雨が来ても山を続けられる」ための1着です。

重さはMサイズで約285g。フードは後ろのコードで顔まわりを絞れて、ヘルメットの上からもかぶれます。脇の下にファスナーがあり、蒸れてきたら開けて熱を逃がせます。

気になる点は、生地に伸びがないこと。岩場で腕を大きく上げると、裾が少し持ち上がります。それと価格で、Amazonで3万5千円台です。

ノースフェイス クライムライトジャケット。悪天候の山に何度も行くなら、この安心感を先に買っておいて損はない……!

「ティフォン ストレッチ」動きやすさで選ぶなら

ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット

ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット

2着目に買ったのがミレーのティフォンです。GORE-TEXではなく、ミレー独自の防水透湿素材「ドライエッジ ティフォン50000」を使っています。

数字を並べると、耐水圧30,000mm、透湿性は50,000g/㎡/24h。透湿性はクライムライトのGORE-TEXより高い値で、夏の低山で登り続けても中がべたつきにくいです。

いちばんの違いは生地が伸びること。腕を上げても裾が上がらず、岩をつかむ動きや、ザックを背負ったままの前かがみが楽です。私は日帰りと夏山はこちらばかり着ています。

重さは約300gでクライムライトと大差なし。価格はAmazonで3万2千円台と、少しだけ安いです。気になる点は、生地が柔らかいぶん、藪こぎや岩ずれでの傷には気を使うことです。

ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット。動きの多い山なら、着ていることを忘れる1着……!

クライムライトとティフォンの違いはストレッチ性

2着を並べて着比べた違いを表にしました。防水の実力はどちらも登山用として十分で、差が出るのは「伸びるかどうか」と「素材の名前」です。

項目 クライムライト ティフォン ストレッチ
素材 GORE-TEX 3層 ドライエッジ ティフォン50000
耐水圧 非公開(GORE-TEX基準) 30,000mm
透湿性 非公開(GORE-TEX基準) 50,000g/㎡/24h
重さ 約285g 約300g
生地の伸び 伸びない 伸びる
生地の丈夫さ ★★★★★ ★★★★☆
動きやすさ ★★★☆☆ ★★★★★
価格(Amazon) 3万5千円台 3万2千円台

生地の伸びは、着た瞬間より、登っている途中で効いてきます。手を上げる、しゃがむ、ザックを背負い直す。その1回ごとの引っかかりがティフォンには無く、クライムライトには少しあります。

逆に、雨風に長時間さらされる稜線や、岩や枝にこすれる場面では、GORE-TEXの3層の丈夫さが効きます。クライムライトのほうが生地が硬く、傷に強いです。

どっちを買えばいい?私の使い分け

「アルプスの縦走や悪天候が前提」ならクライムライト。長い時間の雨と、生地のこすれに強いほうを選びます。

「日帰り・夏山・動きの多い山」ならティフォン。蒸れにくさと動きやすさで、着ている時間の負担が少ないです。

1着しか買わないなら、私はクライムライトを勧めます。動きにくさは慣れますが、稜線で雨に負ける不安は慣れないからです。

本当に買ってよかった登山用レインウェアはこの2着

ノースフェイスのクライムライトジャケットは、悪天候を前提にした山に。ミレーのティフォン ストレッチ ジャケットは、動きの多い山に。

どちらも3万円台で安くはありませんが、雨の稜線で「買っておいてよかった」と思える2着です。自分の山行に近いほうから、まず1着……!

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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